スポーツチャンバラの小太刀や長剣に空気を入れるためには、空気入れが必要です。この記事では、スポーツチャンバラで使用できる空気入れの種類とおすすめの空気入れをご紹介します。これから習い始める方、新しい空気入れをお探しの方はぜひ参考にしてください。
スポーツチャンバラ用に使える空気入れとは
スポーツチャンバラの小太刀や長剣に空気を入れる際に使用できるのは「英式バルブ用の空気入れ」です。英式バルブとは自転車のバルブ形式の一つで、イラストのような構造をしています。

仏式バルブなど異なる形状の空気入れや球技用の空気入れ、家庭用プールなどで使う空気入れは使用できません。空気入れを購入する際は英式バルブ対応であることを確認しましょう。
スポーツチャンバラ空気入れおすすめ5選
九櫻 スポーツチャンバラ用エアーポンプ

九櫻製の公式空気入れです。軽量のため持ち運びも便利で使いやすいのが特徴。3,000円ほどの価格で購入できます。
使い方は空気が出る部分にバルブを入れて、後ろのフックを立てて空気を入れるだけ。空気口にバルブを無理やりねじ込んだりすると、空気口が裂けて故障の原因になるので注意しましょう。購入は九櫻の公式サイトか株式会社イスカにお問い合わせください。
BRIDGESTONE ブリヂストン モバイルポンプ 空気入れ 自転車 PM-GM06
スポーツチャンバラ用の空気入れを持っていないかは、ブリヂストンのモバイルポンプがおすすめ。公式大会でもよく使用している方を見かける一品です。軽量で持ち運びしやすいのはもちろん、安価で故障しづらいのが特徴。筆者も愛用しています。
ただし、バルブに正しく接続できないと空気が漏れて入れづらいと感じる方も。慣れるまでに時間を要するかもしれません。
電動ポンプ
あまり利用されている方はいませんが、電動ポンプもおすすめ。圧倒的に軽量で持ち運びしやすく、しっかり空気を入れられます。ただし、充電を忘れていると空気を入れられないので、試合前や練習前に電池残量の確認が必要です。
使い方はメーカーにより若干異なりますが、バルブにホースをセットしてスタートボタンを押すだけ。指定の空気圧になったら自動で止まるものもあります。空気を入れすぎてパンクさせてしまうケースが多いので、使用時は注意しましょう。
フットポンプ
空気圧計のついたフットペダルがおすすめ。モバイルポンプ同様、バルブに正しく接続できないと空気が漏れて使いづらいと感じる方もいますが、慣れれば比較的早く空気を入れられます。生徒に剣を貸し出す教室の場合、使っている指導者をよく見かけます。
使い方は、バルブにホースをセットしてペダルを足で踏むだけ。体力のない子供でも簡単に空気を入れられますよ。
自転車用空気入れ
自転車用の空気入れは車などで移動する選手や指導者におすすめ。一回に入れられる空気が多いので、ポンプ式と同じく生徒に剣を貸し出す教室など、たくさんの剣に空気を入れたい指導者の方が愛用しています。
使い方は自転車に空気を入れる時と同じ。難しい操作は必要ありません。
スポーツチャンバラ用の空気入れで気を付けたいポイント
ここまで、スポーツチャンバラ用のおすすめ空気入れをご紹介してきました。実際に購入する際は、以下の点に気を付けて購入してください。
ねじ穴式の空気入れは要注意
実は風船や家庭用プールで使われる空気入れも使おうと思えばスポーツチャンバラ用の空気入れとして使用できます。先端の細いパーツを取ると写真のようなねじ穴があるので、ここに直接小太刀や長剣を接続して空気を入れるだけ。

ただし、この空気の入れ方はバルブに負荷がかかってポッキリ折れる原因になります。折れたバルブの先端は空気入れの中に残って使えなくなるため、お勧めしません。
口で空気を入れるのも非推奨
スポーツチャンバラのトッププレイヤーのなかには、スーパー虫ゴムと呼ばれる手軽に空気を入れられる虫ゴムを使う方がいます。バルブを口にくわえて直接空気を入れることもできるので、肺活量に自信がある方は空気入れを使わないのだとか。
しかし、この空気の入れ方は剣の中に唾液が入り、バルブや剣を劣化させる原因になります。スーパー虫ゴムを使うことは問題ありませんが、口で空気を入れるのは絶対にやめましょう。
スポーツチャンバラ用の空気入れは英式バルブ対応のものを
ここまで、スポーツチャンバラで使用できる空気入れについて解説しました。空気入れに関しては小太刀や長剣に空気を入れられればいいので、公式である必要はありません。英式バルブ対応の空気入れであれば何でも使用できます。持ち運びや空気を入れる効率などを考慮して、一番使いやすいものを選びましょう。
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