おもちゃの剣でチャンバラごっこできる? おすすめおもちゃ3選と安全な遊び方

ちゃんばら遊び


おもちゃの剣をつかったチャンバラごっこの遊び方を解説。手軽に購入できる道具を使って安全に遊べるのか、スポーツチャンバラのインストラクターが解説します。

【結論】おもちゃの剣でも安全にチャンバラごっこできる!

結論からお伝えすると、スポンジ製やウレタン製のおもちゃの剣であれば安全にチャンバラごっこができます。ただし、剣の中心にプラスチックなどの硬い芯があるおもちゃの剣はぶつかって怪我をする危険性があるのでおすすめしません。

ただし、チャンバラごっこで一般的に連想される新聞や段ボールの剣、プラスチック製の剣は非常に危険です。紙の端が肌に当たれば切り傷になりますし、硬い剣が目や口に入れば大怪我につながりかねません。

思わぬ事故につながらないように、柔らかくて芯のないおもちゃで遊ぶようにしましょう。

チャンバラごっこにおすすめのおもちゃの剣3選

ちゃんばらキングネオ

おもちゃの剣の中で一番安価に購入できる商品。黄色い刀身は発泡ポリエチレン製で柔らかく、叩かれても痛くないので、年の差がある兄弟でも楽しく遊べます。しっかり打つと「パチン!」と大きな音が出るので勝てたときの爽快感が魅力です。

ウレタン剣

ウレタン製の剣は長くても60㎝ほどと「ちゃんばらキングネオ」より短めな商品が多いです。弾力があるので、叩いた時は「ボスン」という鈍い音がします。発泡ポリエチレンより頑丈な素材のため、力強く叩くと若干痛みを伴う可能性があるので力加減には注意しましょう。

おもちゃの剣盾セット

両手を使ってアクティブに遊ぶなら、剣と盾がセットの商品を選びましょう。左手でガード、右手で攻撃と脳トレ的な遊び方ができます。剣だけを購入するよりコストは高くなるので、飽きずに遊び続けられるなら購入を検討してもよいかもしれません。

おもちゃの剣を使った安全な遊び方

子どもが安全にチャンバラごっこを遊ぶためには以下のポイントを意識しましょう。

保護者の管理下で遊ばせる

小さな子どもがチャンバラごっこで遊ぶ場合、保護者や大人の管理・監督が不可欠です。例えば、適切な距離感で戦わないとお互いの手がぶつかったり、剣が目や口に入ったりといった怪我につながります。熱中しすぎるあまり相手の子どもに怪我をさせてしまえば、慰謝料を請求される場合もあるでしょう。

サッカーや野球などで保護者の管理がなくとも安全に遊べるのは、子どもたちが共通のルールを理解しているからです。ルールのないチャンバラごっこで遊ぶ場合、大人が適切なルールを設定して守らせる必要があります。

広くて転んでも安全な場所で遊ぶ

チャンバラごっこを安全に楽しむためには、遊ぶ場所の選択も重要です。砂利が敷かれている場所や障害物が多い場所では、子どもたちが転んで怪我をするリスクが高まります。草地や柔らかいマットが敷かれた場所など、転んでも怪我のリスクが低い環境で遊びましょう。

また大きく動き回る遊びなので、広くて平らな場所がおすすめ。目の前の友だちに斬りかかろうと思ったら、周りの子どもにぶつかってしまった……という出来事はよく聞く話です。安全に遊ぶなら少なくとも5m×5mの空間を用意しましょう。

叩く場所を限定する

子ども同士でチャンバラごっこをする際には、叩く場所を限定しましょう。例えば、「叩いていいのは手や足だけ」といったルールを設定することで、顔や股間などの敏感な部分への打撃を防ぐことができ、怪我のリスクを減らすことができます。

「手や頭に付けた紙風船を叩く」というルールも、安全に楽しむための良い方法です。この場合、紙風船に集中するあまり子ども同士の距離感が近くなりすぎるので、危ないと思ったら大人が距離を離すようにしましょう。

子ども対大人でチャンバラごっこをする場合、子ども足だけ、大人は手だけを叩いていいルールがおすすめ。大人の足は子どもにとって一番距離が近い部位です。そのため叩きやすく、不用意に距離が近づくことがありません。体がぶつかる危険性が少ないため安全に遊べます。

一度叩かれたら仕切り直す

チャンバラごっこを安全に楽しむためには、一度叩かれたらゲームを一時停止し、仕切り直させましょう。子どもは熱中しすぎると力加減やルールを忘れてしまいがちです。頭に血がのぼって喧嘩につながる場合もあるので、面倒でも一回一回仕切り直しを徹底しましょう。

剣道のように戦いの前後で礼をさせるのもよいでしょう。勝負がついたら一旦止めて誰が勝ったか宣誓して納刀。礼をして、構えなおしてまた勝負するという流れです。これなら自然と礼節が身に付きますし、遊びがエスカレートする心配がありません。

人形や的を叩かせるのもアリ

チャンバラごっこにおいて、友達を叩くことに抵抗を感じる子には、人形や的などの代替品を用意しましょう。人形や的が相手なら怪我をする心配がないので、安全に楽しく遊べます。

物を叩いて力加減を覚えてきたら、実際に人を相手に戦う練習をするというように段階的に遊び方を変えれば、飽きずに遊ぶことができますよ。

ポージング遊びをするのもアリ

おもちゃの剣を使った遊び方として、ポージング遊びもおすすめです。実際に刀で戦うのではなく、さまざまなポーズを取るだけなので怪我のリスクを抑えることができます。

  1. ポーズをとる: 好きなアニメや映画のキャラクターのように、勇敢なヒーローポーズを取ってみましょう。自分の想像力を駆使して、さまざまなキャラクターになりきることができます。
  2. 写真を撮る: ポーズを取ったら、その瞬間を写真に収めるのも良いでしょう。後で見返すことで、子供たちの楽しかった思い出が形として残ります。
  3. 物語を作る: それぞれのポーズに物語を付け加えることで、遊びはさらに楽しくなります。子どもたちがそれぞれのキャラクターの背景やストーリーを考えることで、創造力や表現力が養われるでしょう。

ルールを守って遊ぶなら「スポーツチャンバラ」がおすすめ

チャンバラごっこを安全に遊ぶためには、ルールを順守させることが不可欠。保護者の管理下で遊ばせることに少しでも不安があれば、「スポーツチャンバラ」を習わせてみてはいかがでしょうか。チャンバラごっこを起源にもつ歴史ある競技スポーツで、明確なルールのもとで楽しくことができます。

使用するのは、空気を入れたエアー剣と顔を守るヘッドギアだけ。一度でも叩かれたら負け、叩いたら勝ちというシンプルなルールで子どもからお年寄りまで幅広く親しまれています。球技や陸上競技が苦手な子どもでも体を自由に動かせるので、子どもの体力や運動能力の向上につながりますよ。

剣道のように思い防具は必要ないので、幼稚園生でも始められるのが魅力。アニメや漫画、特撮の影響で子どもが剣に興味をもったら、お近くの教室で体験してみてはいかがでしょうか。

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