百均のスポンジ剣・ウレタン剣でチャンバラできる? 遊ぶならダイソーの剣がおすすめ
ちゃんばら遊び
2024-07-29
百円ショップで販売されているスポンジ剣を使えば、安全にチャンバラごっこが楽しめます。しかし、ルールをしっかり定めなければ、怪我の原因になることも。この記事では手軽に購入できる道具を使って、楽しく安全にチャンバラごっこで遊ぶ方法を解説します。
【大前提】安全にチャンバラごっこをするならスポンジ剣
百円ショップにはおもちゃの剣が多数販売されていますが、チャンバラごっこをするならスポンジ製・ウレタン製の剣を購入しましょう。プラスチック製や木製の剣、スポンジ製でも中に硬い芯がある剣は怪我をする原因になるので絶対に利用してはいけません。
スポンジ剣はどこの百円ショップで購入できる?
2024年現在、スポンジ剣を販売している百円ショップを調査しました。
ダイソー
ダイソーでは「ソフトソード」というスポンジ剣を販売しています。長さは56㎝なので、日本刀でいう脇差の長さです。「玩具・パーティー・スポーツ」コーナーで1本100円で販売されているので、戦うなら人数分を購入しましょう。
ダイソー商品ページ
キャン★ドゥ
キャン★ドゥでは、安全にチャンバラごっこができるスポンジ剣を販売していません。2019年まではプラスチック製の「サムライソード」という商品を扱っていましたが、2024年現在、公式サイトで商品がヒットしないので、購入できないようです。
キャン★ドゥ検索ページ
セリア
セリアも安全にチャンバラごっこができるスポンジ剣を販売していません。プラスチック製の「忍者剣」を販売している店舗もあるようですが、プラスチック製のためチャンバラごっこで叩きあいをすると怪我をする原因になります。
ただし、セリアの一部店舗や夏の時期になると販売される「プールスティック」なら安全に遊べるのでおすすめです。1m20㎝と長いので、真ん中で半分に切ると扱いやすくて遊びやすいですよ。
近くの百円ショップで販売されていない場合はネット購入も
2024年現在、安全にチャンバラごっこができるスポンジ剣を販売しているのはダイソーだけです。近くのダイソー店舗で購入できれば良いのですが、手に入らない場合はネット購入も検討しましょう。スポンジ剣で一番有名なのは、池田工業社の「やわらかちゃんばら」です。
百円ショップの剣と比べれば価格は高いですが、販売店舗を探すより手軽に入手できます。叩くとスパーンと大きな音が出ますが、柔らかいので叩かれた箇所が痛くなることはありません。また、作りがしっかりしているので壊れにくいのも特徴です。
また、水場でも遊びたい方は、ネットで購入できる「プールスティック」や「フォームチューブ」がおすすめ。真ん中が空洞になっているので当たっても痛くありません。以前は、ダイソーでも販売されいたようですが、2024年現在は扱っていないようです。
私はスポーツインストラクターとして子供たちのチャンバラごっこを監督することがあるのですが、その際はこちらのフォームチューブという商品を使っています。
プールやお風呂場で浮き輪として使ってもよし、水に浮かびながら叩き合ってもよし。もちろん、周りに配慮して使う必要がありますが、安価であらゆる遊び方ができます。
百均のスポンジ剣を使った安全な遊び方
子どもが安全にチャンバラごっこを遊ぶためには以下のポイントを意識しましょう。
保護者の管理下で遊ばせる
小さな子どもがチャンバラごっこで遊ぶ場合、保護者や大人の管理・監督が不可欠です。例えば、適切な距離感で戦わないとお互いの手がぶつかったり、剣が目や口に入ったりといった怪我につながります。熱中しすぎるあまり相手の子どもに怪我をさせてしまえば、慰謝料を請求される場合もあるでしょう。
サッカーや野球などで保護者の管理がなくとも安全に遊べるのは、子どもたちが共通のルールを理解しているからです。ルールのないチャンバラごっこで遊ぶ場合、大人が適切なルールを設定して守らせる必要があります。
広くて転んでも安全な場所で遊ぶ
チャンバラごっこを安全に楽しむためには、遊ぶ場所の選択も重要です。砂利が敷かれている場所や障害物が多い場所では、子どもたちが転んで怪我をするリスクが高まります。草地や柔らかいマットが敷かれた場所など、転んでも怪我のリスクが低い環境で遊びましょう。
また大きく動き回る遊びなので、広くて平らな場所がおすすめ。目の前の友だちに斬りかかろうと思ったら、周りの子どもにぶつかってしまった……という出来事はよく聞く話です。安全に遊ぶなら少なくとも5m×5mの空間を用意しましょう。
叩く場所を限定する
子同士でチャンバラごっこをする際には、叩く場所を限定しましょう。例えば、「叩いていいのは手や足だけ」といったルールを設定することで、顔や股間などの敏感な部分への打撃を防ぐことができ、怪我のリスクを減らすことができます。
「手や頭に付けた紙風船を叩く」というルールも、安全に楽しむための良い方法です。この場合、紙風船に集中するあまり子ども同士の距離感が近くなりすぎるので、危ないと思ったら大人が距離を離すようにしましょう。
子ども対大人でチャンバラごっこをする場合、子ども足だけ、大人は手だけを叩いていいルールがおすすめ。大人の足は子どもにとって一番距離が近い部位です。そのため叩きやすく、不用意に距離が近づくことがありません。体がぶつかる危険性が少ないため安全に遊べます。
一度叩かれたら仕切り直す
チャンバラごっこを安全に楽しむためには、一度叩かれたらゲームを一時停止し、仕切り直させましょう。子どもは熱中しすぎると力加減やルールを忘れてしまいがちです。頭に血がのぼって喧嘩につながる場合もあるので、面倒でも一回一回仕切り直しを徹底しましょう。
剣道のように戦いの前後で礼をさせるのもよいでしょう。勝負がついたら一旦止めて誰が勝ったか宣誓して納刀。礼をして、構えなおしてまた勝負するという流れです。これなら自然と礼節が身に付きますし、遊びがエスカレートする心配がありません。
人形や的を叩かせるのもアリ
チャンバラごっこにおいて、友達を叩くことに抵抗を感じる子には、人形や的などの代替品を用意しましょう。人形や的が相手なら怪我をする心配がないので、安全に楽しく遊べます。
物を叩いて力加減を覚えてきたら、実際に人を相手に戦う練習をするというように段階的に遊び方を変えれば、飽きずに遊ぶことができますよ。
ポージング遊びをするのもアリ
百均のスポンジ剣・ウレタン棒を使った遊び方として、ポージング遊びもおすすめです。実際に刀で戦うのではなく、さまざまなポーズを取るだけなので怪我のリスクを抑えることができます。
- ポーズをとる: 好きなアニメや映画のキャラクターのように、勇敢なヒーローポーズを取ってみましょう。自分の想像力を駆使して、さまざまなキャラクターになりきることができます。
- 写真を撮る: ポーズを取ったら、その瞬間を写真に収めるのも良いでしょう。後で見返すことで、子供たちの楽しかった思い出が形として残ります。
- 物語を作る: それぞれのポーズに物語を付け加えることで、遊びはさらに楽しくなります。子どもたちがそれぞれのキャラクターの背景やストーリーを考えることで、創造力や表現力が養われるでしょう。
ルールを守って遊ぶなら「スポーツチャンバラ」がおすすめ
百円ショップのスポンジ剣は安全とは言っても、剣の扱い方を間違えて目や口など敏感なところを叩いてしまうと怪我をする原因になります。保護者の管理下で遊ばせることに少しでも不安があるなら「スポーツチャンバラ」を習わせてみてはいかがでしょうか。
スポーツチャンバラとは、チャンバラごっこを起源にもつ歴史ある競技スポーツで、明確なルールのもとで楽しむことができます。
使用するのは、空気を入れたエアー剣と顔を守るヘッドギアだけ。一度でも叩かれたら負け、叩いたら勝ちというシンプルなルールで子どもからお年寄りまで幅広く親しまれています。球技や陸上競技が苦手な子どもでも体を自由に動かせるので、子どもの体力や運動能力の向上につながりますよ。
剣道のような重い防具は必要ないので、幼稚園生でも始められるのが魅力。アニメや漫画、特撮の影響で子どもが剣に興味をもったら、お近くの教室で体験してみてはいかがでしょうか。
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